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2025.06.30スタッフブログ

解体工事で土壌汚染調査が必要になる時・土壌汚染について

土壌汚染 杭抜き工事 解体工事

解体工事で土壌汚染調査が必要になる時・土壌汚染について

 

解体工事で土壌汚染調査が必要な時とは?

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土壌汚染という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
解体工事を計画した際に土壌汚染調査が必要となるケースがあります。
解体工事を行う際に土壌汚染調査が必要となるのはどのような時でしょうか。
ここでは、どんな時に土壌汚染調査が必要になるのかを見ていきたいと思います。
解体工事を計画されている方、土壌汚染の可能性を心配されている方の参考にしていただければ幸いです。

土壌汚染調査とは

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土壌汚染調査とは、土地の土壌が特定有害物質により汚染されているかどうかを調べるための調査のことです。
土壌汚染対策法に基づき、人の健康に被害を及ぼす恐れが大きいとして指定されている27種類の物質(特定有害物質)による汚染の状況を把握するために行われる調査が土壌汚染調査です。
土壌汚染調査を行うのは主に2つのケースがあります。
「土壌汚染対策法により調査が義務付けられる場合」「売買や賃貸など不動産取引のために自主的に調査を行う場合」でしょう。
法律に義務付けられている場合には、土壌汚染調査を行うのはもちろんのことですが、土地の売買など不動産取引を行う前に自主的に土壌汚染調査を行うケースもあります。
不動産取引の場合、例えばクリーニング店やガソリンスタンド、工場など特定有害物質を使用している不動産を取引する場合に、取引後に土壌汚染が発見されるとトラブルになるリスクがあります。場合によっては、損害賠償請求にまで発展してしまう可能性もあります。
そのようなリスクやトラブルを回避するためにも、土壌汚染調査が行われます。

土壌汚染とは

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土壌汚染とは、有害物質が土壌に浸透し、蓄積され土壌が汚染された状態のことをいいます。
土壌は生態系や、私たちの生活に不可欠なもので、その土壌が汚染されますと様々な悪影響の可能性があります。
土壌汚染は、地下水やガスのよって周辺に浸透するケースもあります。
そのため、
特定有害物質を利用していない土地からも土壌汚染が検出されるケースもあるのです。
特に近隣に特定有害物質を使用している工場や施設がある場合は土壌汚染調査を検討してみすことも大切でしょう。

土壌汚染対策法

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土壌汚染対策法とは、2003年2月に施行された法律です。
特定有害物質による土壌汚染の状況を把握し、健康被害を防ぐための法律が「土壌汚染対策法」で、「土対法」といわれる法律の事です。
この土壌汚染対策法は、汚染された土壌によって人の健康への被害を防止することを目的として施行されました。

4大公害病

4大公害病とは、日本の高度経済成長期に発生した公害病のことです。
4大公害病とは「水俣病」「新潟水俣病」「四日市ぜんそく」「イタイイタイ病」の4つの公害病のことを指します。
これらの公害病は、いずれも住民の健康に深刻な被害をもたらし、社会問題となりました。
イタイイタイ病は、カドミウムを含んだ水が農地に浸透したことで汚染された土地で収穫した米を食べたことによって発症しました。
このような被害が起こってしまうのを防ぐためにも、土壌汚染の可能性がある土地や地域を可視化したり、汚染除去をする基準を設け国民の健康保護を目的としているのが「土対法」「土壌汚染対策法」です。

4大公害病・水俣病とは

水俣病とは、熊本県水俣市で発生した公害病の事です。
化学工場からメチル水銀が排出され、エビ、カニ、貝などの魚介類が直接エラや消化管から吸収したり、食物連鎖を通じて体内に高濃度に蓄積し、その魚介類を食べた住民が発症した中毒性中枢神経系疾患のことです。
水俣病の主な症状としては、手足のしびれや運動失調、視野狭窄、難聴などです。
また、母親が妊娠中にメチル水銀に曝露されたことによって、赤ちゃんが
脳性麻痺に似た症状で生まれる「胎児性水俣病」と呼ばれるケースもあります。

4大公害病・新潟水俣病とは

新潟水俣病とは、新潟県阿賀野川流域で発生した水俣病の一種です。
1965年に阿賀野川流域で確認され、熊本県の水俣病に次いで発生が確認されたため、新潟水俣病は「第二水俣病」とも呼ばれます。
昭和電工鹿瀬工場がアセトアルデヒド製造時に排出するメチル水銀を含む排水が、阿賀野川に流れ込んだことが原因で魚介類を通じて人の体内に蓄積され中毒症状を引き起こしました。
新潟水俣病の主な症状としては、手足のしびれや運動失調、視野狭窄、難聴など、水俣病と同じく中枢神経系の障害が主な症状です。
そして、水俣病を完全に治す治療法は現在もありません。

4大公害病・四日市ぜんそく

四日市ぜんそくとは、1960年代に三重県四日市市で発生した、石油化学コンビナートの大気汚染による健康被害です。
大量の硫黄酸化物が排出されたことが原因となり大気汚染を引き起こし、近隣住民に咳、痰、ぜんそくなどの呼吸器系の症状を引き起こし、深刻な健康被害をもたらしました。

4大公害病・イタイイタイ病

4大公害病のうち土壌汚染が原因となったのがイタイイタイ病です。
イタイイタイ病は、カドミウム汚染が原因で起こる公害病の一つです。
神通川流域で発生し、腎臓の機能障害と骨軟化症が特徴です。骨がもろくなることで腰や肩、膝などの痛みに始まり、骨折を繰り返すようになります。
イタイイタイ病の患者は骨の痛みや骨折を繰り返すため、激しい痛みに苦しむことから「イタイイタイ病」と呼ばれました。
患者はもちろん、その家族や地元の住民たちもつらくて苦しい日々が長い間続きました。
汚染された環境については、被害の克服に向けた長年にわたる努力により、現在では美しい水と大地がよみがえっています。

土壌汚染調査が必要な2つのケース

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土壌汚染調査が必要となる2つのケースを紹介いたします。
土壌汚染調査が必要となるのは「土壌汚染対策法により調査が義務付けられる場合」と「条例などによって土壌汚染調査が必要な場合」です。
土壌汚染調査が必要な基準は土壌汚染対策法によって定められていますが、自治体の条例によっても定められています。
自治体によって各条例の内容は異なります。

土壌汚染対策法により調査が義務付けられる場合

・【土壌汚染対策法3条】水質汚濁防止法上の「特定施設」の廃を止する場合
・【土壌汚染対策法4条】3,000㎡以上(一定の場合には900㎡以上)の土地の形質変更を行った者による事前届出の結果、知事が土壌汚染のおそれありと認定した場合
・【土壌汚染対策法5条】知事が土壌汚染により人の健康被害が生ずる恐れありと認定した場合

 

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