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2025.09.12スタッフブログ

土壌汚染とは?原因・影響・対策をわかりやすく解説

土壌汚染 杭抜き工事 解体工事

土壌汚染とは?原因・影響・対策をわかりやすく解説

 

土壌汚染とは

土壌汚染とは、土の中に有害な物質(重金属や化学物質、油類など)が含まれ、健康被害や環境被害を引き起こす状態のことをいいます。
日本では「土壌汚染対策法」によって規制されており、土地の売買や開発を行う際には調査や対策が必要となる場合があります。
土壌汚染は「見えない汚染」であるため、外見からは判断できないのが大きな特徴です。

土壌汚染の主な原因

土壌汚染の原因はさまざまですが、代表的なものをまとめると以下の通りです。

1. 工場や事業所からの排出

  • 金属加工やメッキ工場などで使用される重金属や薬品が漏洩

  • 化学製品製造過程で発生する揮発性有機化合物(VOC)

2. ガソリンスタンド・油タンクの漏洩

  • 地下タンクや配管からガソリン・軽油が漏れることで土壌や地下水が汚染

3. 不適切な廃棄物処理

  • 不法投棄や廃棄物埋立地から有害物質が浸出

4. 農薬や化学肥料の長期使用

  • 農業利用によるヒ素や農薬成分の残留

汚染されやすい代表的な物質

  • 重金属類:鉛、カドミウム、ヒ素、水銀、六価クロムなど

  • 揮発性有機化合物(VOC):ベンゼン、トリクロロエチレンなど

  • 油類:鉱油・燃料油

これらは環境に残りやすく、分解されにくいため長期的に影響を及ぼします。

土壌汚染の影響

土壌汚染がもたらす影響は、人の健康だけでなく経済や環境にも及びます。

1. 人体への影響

  • 汚染地下水を飲用 → 中毒、発がん性リスク

  • 作物への吸収 → 食物連鎖による健康被害

2. 不動産価値の低下

  • 土地売買の際に大きなマイナス要因

  • 住宅地や再開発の計画に支障が出る

3. 環境への影響

  • 地下水汚染による広範囲への拡散

  • 生態系への悪影響

土壌汚染の調査方法

土壌汚染調査の方法は大きく2段階に分かれます。

  • フェーズ1調査:過去の土地利用履歴を調べ、汚染の可能性を評価

  • フェーズ2調査:実際に土壌や地下水を採取して分析

土地売買や解体工事前に行われることが多く、汚染の有無を確認する重要となるのが土壌汚染調査です。

土壌汚染の対策方法

土壌汚染が見つかった場合、状況に応じて以下のような土壌汚染対策が取られます。

1. 掘削除去

汚染された土壌を掘り出し、処分場へ搬出します。もっとも確実な除去方法です。

2. 封じ込め

セメントや遮水シートで覆い、有害物質の拡散を防止する方法です。

3. 現地浄化(オンサイト処理)

微生物や薬剤で土壌を処理し、無害化する方法です。

4. 地下水処理

井戸を掘って汚染地下水を汲み上げ、浄化装置で処理する方法です。

土壌汚染を防ぐために

工場やガソリンスタンドが閉鎖されるときには、地下に埋まっているタンクや配管から油がしみ出して、土壌が汚れていることがあります。
そのため、閉鎖時には必ず土壌調査を行うことが大切です。

また、不動産を売ったり買ったりするときも注意が必要です。
後から「実は土地が汚れていた」と分かると、大きな費用やトラブルになってしまうこともあるので、事前に「土壌汚染のリスク」を確認しておくと安心です。

さらに、建物を解体工事するときには、地下に古いタンクや廃材などが残っていないかを調べておくことがポイントです。
事前に確認しておけば、工事の途中で思わぬ汚染が見つかって工期が延びたり、追加費用がかかったりするのを防ぐことができるでしょう。

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