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2025.06.26スタッフブログ
解体工事の後の「杭抜き工事」とは?

解体工事の後の「杭抜き工事」とは?
杭抜き工事の「杭」
解体工事をした後に行なわれる「杭抜き工事」とは地中いある杭を撤去する工事の事です。
杭とは、建物を支えるために地中の深くに打ち込んである棒状の基礎の事をいいます。
例えば、地盤が弱いなどで一般的な浅い基礎で建物を支えることが困難な場合などに「杭」が使用されます。
この杭基礎は地盤と建物をつなぎ、強度を高めてしっかりと支える役割を果たしています。
しかし、建物を解体した後の基礎がすべて「杭基礎」だというわけではありません。
杭抜き工事はどんな工事?
解体工事の後に行なうことが多い「杭抜き工事」は、簡単にいうとこの杭を引き抜き撤去する工事の事です。
この杭抜き工事は必ず行わないといけないという訳ではありません。
しかし、建物を解体工事した後の土地をどのように活用するかによって、杭を残したままにするのか 杭を撤去して杭抜き工事を行うのかを検討しましょう。
例えば、建物を解体した後、更地にした状態で土地を売却する予定などの場合、建物を解体した後は新築に建て替える場合、解体工事をして更地のまま置いておく場合、解体工事をした後の土地を駐車場として活用する場合など、様々な活用方法があるでしょう。
杭抜き工事を行うメリット
解体工事の後に杭抜き工事をするかどうかは、その後の土地の活用方法によって異なります。
ここからは、杭抜き工事をすることのメリットを見ていきたいと思います。
建物の解体工事をした後、売却をおこなう場合「杭抜き工事」は行なうことをおすすめします。
なせ杭抜き工事を行った方がよいかというと、地中に杭が残っている状態だと買主が新築工事を行う場合などに杭が邪魔になってしまうケースが考えられるからです。
そのため、売却する際には杭が埋まっていることを伝えて置く必要があります。
解体した後の土地に杭が残っている状態の場合、土地の価格が安くなってしまったり買い手がつかなくなってしまうケースも考えられます。
後のトラブルやリスクを回避するためにも解体後の土地の売却を考えている場合は杭抜き工事を行っておく方が良いと言えます。
杭抜き工事を行うデメリット
解体した後の杭抜き工事を行うことのデメリットは、やはり費用がかかるという点です。
杭抜き工事は、建物の解体工事とは別の工事となります。
そして、杭抜き工事の費用は決して安くはないため杭抜き工事を行うとなれば高額な費用が必要となります。
杭を抜く?抜かない?もう一つの選択肢カットする
杭抜き工事は行なっておく方がベストだということなのですが、やはり高額な費用が必要となるために慎重に検討したいところでしょう。
杭は抜く、抜かない、ともう一つ杭をカットするといった方法もあります。
杭をすべて抜いて撤去するのではなく途中からカットして撤去するという方法です。
杭抜き工事・カットするメリット
杭を抜かずにカットして撤去する方法のメリットとしては、やはり費用面でしょう。
杭をすべて抜く杭抜き工事と違って杭を途中でカットする方法では費用を大幅にコストダウンすることが可能です。
建物の解体工事をした後、新たに建物を建築する予定や売却の予定がなく駐車場などとして活用する場合など、杭抜き工事が必要ではないケースもあります。
杭抜き工事・カットするデメリット
杭抜き工事を行わずにカットする場合のデメリットとしては、土地の評価が下がってしまうことでしょう。
また、地盤沈下などのトラブルやリスクの可能性もあります。
杭抜き工事を行わずに杭を地中に残しておくということで、行政に確認や許可が必要となるケースもあります。
杭という産業廃棄物を地中に残すということで不法投棄扱いとなる可能性があります。
もし、杭を残したままの状態にすることを検討されているなら事前にお住いの自治体に確認してみることをおすすめします。
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