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2024.12.30スタッフブログ
四大公害病の1つ・イタイイタイ病とは
四大公害病の1つ・イタイイタイ病とは
4大鉱毒事件
記録に残る日本で最初に起きた土壌汚染問題は「鉱害」で足尾銅山鉱毒事件などの4大鉱毒事件です。
4大鉱毒事件が発生してから70年以上が経過した1968年、土壌汚染問題が再燃したのです。
富山県の神尾鉱山から排出されたカドミウムを含む排水が神通川を汚染し、汚染された河川水で水田が汚染され米にカドミウムが蓄積されました。
そして、その汚染された米を食べたことによる公害病が発生しました。
イタイイタイ病です。
イタイイタイ病
イタイイタイ病とはどのようなものでしょうか。
学校で習ったという方も多いのではないでしょうか。
イタイイタイ病とは、富山県の神通川流域で発生したカドミウム汚染による公害病です。
日本四大公害病のひとつで、患者が骨折や骨痛によって「イタイイタイ」と叫ぶことからこの名前がつきました。
イタイイタイ病の患者は、腰や肩、膝などの痛みから始まって、症状が重くなると繰り返し骨折をするようになります。
全身を襲う痛みで、イタイイタイ病の患者は一人で動けなくなってしまい寝こんでしまいます。
しかし、寝こんでしまってからも意識は正常なままなので「イタイ、イタイ」と痛みに苦しみ、食事も取れず衰弱しきって亡くなってしまいます。
イタイイタイ病に認定の生存患者いなくなる
2024年8月 四大公害病の1つのイタイイタイ病の患者に認定されていた富山市の90代の女性が亡くなりました。
生存しているイタイイタイ病の患者はゼロとなりました。
これまでにイタイイタイ病は201人が患者として認定されました。
富山市の90代女性が亡くなったことで、1967年に患者の認定が始まって以降、生存している患者はゼロとなりました。
将来、イタイイタイ病になる可能性を否定できない「要観察者」に判定されている90代の女性1人が生存しています。
しかし、この地域にはイタイイタイ病の患者認定にまで至らないが将来、イタイイタイ病になる可能性を否定できない人もふくめ、腎機能低下に苦しんでいる人が今も多くいらっしゃいます。
イタイイタイ病は引き続き、見守っていかなければならない公害病といえるでしょう。
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