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2025.03.30スタッフブログ
土壌汚染の原因となる有害物質には何がある?基準値と有害物質の種類

土壌汚染の原因となる有害物質には何がある?基準値と有害物質の種類
土壌汚染の原因となる物質とはどのようなものがあるのでしょうか。
土壌汚染の原因となる物質として、土壌汚染対策法により26種類(2020年時点)が特定有害物質として指定されています。
それでは、これらの有害物質が どのような基準でどのような用途で使用されているのかを見ていきたいと思います。
土壌汚染の原因となる有害物質を知ることで、土壌汚染への理解を深めることができるでしょう。
土壌汚染における特定有害物質
土壌汚染の原因となる特定有害物質は、土壌汚染対策法により定められています。
有害物質とは、基本的に土壌に含まれることにより健康被害の可能性がある物質の事です。
有害物質の数は、現在は26種類あり 環境基準がそれぞれに定められています。
土壌汚染の原因となっている有害物質が人体に健康被害を及ぼす経路としては2つのケースがあります。
「有害物質を含んだ土壌を直接摂取する」「土壌に含まれた有害物質が地下水へ漏れ出て摂取する」ケースです。
つまり、土壌汚染は土壌が汚染されていることだけが問題となるのではなく、土壌汚染を通じて有害物質を摂取してしまうルートも問題なのです。
土壌汚染対策法では、「有害物質を含んだ土壌を直接摂取する」「土壌に含まれた有害物質が地下水へ漏れ出て摂取する」の2つのルートに注目して特定有害物質を定めています。
土壌汚染の有害物質の基準値とは?
土壌汚染における有害物質は指定基準値が定められています。
この基準値を確認して、土壌汚染の健康被害について考えます。
土壌汚染における有害物質は指定基準値には「土壌溶出量基準」と「土壌含有量基準」があります。
この基準値を参考にして土壌の汚染を把握します。
「土壌溶出量基準」と「土壌含有量基準」に適合しない場合は「基準不適合土壌」と設定されます。
「基準不適合土壌」となると、土壌汚染されているとなり健康リスクがある可能性ありと判断されます。
土壌溶出量基準
土壌溶出量基準とは、土壌に含まれる有害物質が地下水に溶け出す量に関する基準のことです。
特定有害物質について土壌汚染対策法に基づき定められています。
特定有害物質によって汚染された土壌から有害物質が溶け出し、それを摂取してしまうことで発生する健康リスクを定めます。
土壌溶出量基準の測定方法としては、土壌と水を1:10の割合で混合し、溶出された液中の濃度を測定します。
土壌含有量基準
土壌含有量基準とは、土壌に含まれる有害物質の量に関する基準です。
汚染された土壌を直接摂取することによる健康被害を防止することを目的としています。
土壌含有量基準のポイントとして、土壌に含まれる特定有害物質の量を、1キログラム中のミリグラム(mg/kg)で表しています。
土壌含有量基準では摂取の期間を「一生涯(70年)の間、土壌汚染された場所に住んだ場合」として設定されています。
つまり、その摂取期間内でも、基本的には健康に問題ない有害物質の濃度が求められるということです。
土壌汚染の有害物質の種類
土壌汚染対策法などで指定されている有害物質とは、どのようなものでしょうか。
土壌汚染対策法などで指定されている有害物質は以下の種類に分類されています。
・第一種特定有害物質
・第二種特定有害物質
・第三種特定有害物質
・自然由来の有害物質
ここからは、有害物質の種類や内容を詳しく見ていきたいと思います。
第一種特定有害物質
第一種特定有害物質は「揮発性有機化合物(VOC)」とも呼ばれる有害物質のことです。
土壌汚染対策法で、健康被害を及ぼす可能性が大きいものとして指定されている特定有害物質26種類のうちの揮発性有機化合物に該当する12種類の物質を第一種特定有害物質としています。
「揮発性」とは液体の蒸発しやすさのことを表しています。
特徴として大気で気体状となるという特性があります。
地下水に溶け出しやすいという特徴から、拡大する範囲も広いでしょう。
第一種特定有害物質は、土壌汚染状況調査を実施する際は、「土壌ガス調査」および「土壌溶出調査」を実施することとされています。
この第一種特定有害物質に含まれる有害物質は以下の12種類となります。
・四塩化炭素
・ジクロロメタン
・1・2-ジクロロエタン
・1・1-ジクロロエチレン
・シス-1・2-ジクロロエチレン
・トリクロロエチレン
・1・1・1-トリクロロエタン
・1・1・2-トリクロロエタン
・1・3-ジクロロプロペン
・クロロエチレン
・テトラクロロエチレン
・ベンゼン
第二種特定有害物質
第二種特定有害物質とは「重金属類」です。
重金属などを含んだ土壌汚染の有害物質が第二種特定有害物質となります。
汚染された地下水からの被害だけでなく、土壌から直接摂取するリスクも懸念されます。
第二種特定有害物質は、比較的地下水へ溶け出しにくく拡大の範囲も狭いとされています。
この第二種特定有害物質に含まれる有害物質は以下の9種類となります。
・シアン化合物
・六価クロム化合物
・水銀及びその化合物
・セレン及びその化合物
・鉛及びその化合物
・砒素及びその化合物
・ふっ素及びその化合物
・ほう素及びその化合物
・カドミウム及びその化合物
第三種特定有害物質
第三種特定有害物質とは、土壌汚染対策法で人の健康に被害を及ぼす恐れが大きいものとして指定されている特定有害物質26種類のうち、農薬などを含んでいる5種類の有害物質のことを指します。PCB(ポリ塩化ビフェニル)なども含まれます。
第三種特定有害物質は地下水を汚染することによる健康被害へのリスクが懸念されています。
地下水へは溶け出しにくく、拡大の範囲も比較的狭いとされています。
この第三種特定有害物質に含まれる有害物質は以下の5種類となります。
・チウラム
・シマジン
・チオベンカルブ
・ポリ塩化ビフェニル(PCB)
・有機りん化合物
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