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2026.03.30スタッフブログ
水質汚濁防止法とは?解体や撤去時に土壌調査が義務化される理由

水質汚濁防止法とは?解体や撤去時に土壌調査が義務化される理由
水質汚濁防止法とは?

工場を閉鎖するときやクリーニング店の設備を入れ替えるとき、思いがけず行政から土壌汚染の調査を求められることがあります。
その原因の多くは水質汚濁防止法(水濁法)という法律にあります。
この法律を正しく理解しておくことはスムーズな土地活用や法規制の遵守において不可欠です。
ここでは一見すると水に関係があるように思えるこの法律が、なぜ土壌の調査義務に直結するのかを詳しく見ていきたいと思います。
水質汚濁防止法が制定されている本来の目的

水濁法は工場や事業場から河川、湖沼、海域などの公共用水域に排出される水の汚濁を防止するための法律です。
主な役割は大きく分けて有害物質や汚濁物質を含む水がそのまま流されないよう制限する排水規制と、有害物質が地下に浸透して貴重な地下水資源を汚染するのを防ぐ地下水汚染の防止という二つの柱から成り立っています。
この法律の対象となる施設は特定施設と呼ばれ、それを持つ事業場は特定事業場として行政への届出や厳しい管理基準の遵守が求められます。
土壌汚染対策法との間に存在する密接な関係

なぜ水の法律が土の調査に関係するのでしょうか。
それは土壌汚染対策法の第3条において水質汚濁防止法の特定施設を廃止したときは、その土地の所有者は土壌汚染の状況を調査し報告しなければならないと定められているからです。
つまり、特定施設に指定されている設備を撤去したり廃止届を出したりした瞬間、法律によって土壌汚染調査が義務として発生する仕組みになっているのです。
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調査義務が発生する代表的な施設の具体例
クリーニング店で使用されるテトラクロロエチレン等の有機溶剤を用いる洗浄機や、メッキ工場でシアンや六価クロム等を含む処理を行う槽などが代表的です。
また、ガソリンスタンドに設置された油水分離槽などの排水施設も自治体によっては特定施設とみなされる場合があります。
さらに、化学工場や研究所において有害物質を製造・使用する実験設備や貯蔵タンクも、この義務の対象となります。
遵守すべき構造基準と定期的な点検義務

水濁法では有害物質が地下へ漏れ出すのを未然に防ぐため、施設の床面や配管に対して厳しい構造基準が設けられています。
地下浸透を防ぐための物理的な対策
具体的には床面をコンクリート等で不浸透化し、ひび割れから有害物質が染み込まないように処置することや万が一タンクから液体が漏れても周囲に広がらないよう防液堤を設置することが求められます。
これらの物理的な対策は将来的な土壌汚染のリスクを最小限に抑えるために極めて重要です。
適正な管理を証明する点検記録の保存
また、漏れがないかを目視などで定期的にチェックしその結果を記録として保存する義務があります。
もし、この管理や記録が不十分なまま施設を廃止し、後の調査で汚染が見つかった場合は企業としての管理責任を厳しく問われることになります。
過去の点検記録がしっかりと残っていれば汚染の時期や原因の特定がスムーズになり責任の所在を明確にすることができます。
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クリーンアイランドが水濁法への対応をサポートできる理由

私たちクリーンアイランドは、土を分析するだけではなく法的な手続きの段階からお客様をバックアップする体制を整えています。
行政資料に基づいた過去の届出状況の確認
その土地に過去、どのような特定施設が登録されていたかを行政資料と照らし合わせて綿密に調査します。
これにより、義務調査が必要な範囲を正確に特定し見落としによる法的リスクを回避します。
解体工事と連携した無駄のない調査計画
施設廃止に伴う義務調査を自社の解体部門と連携させることで、解体工事の工程の中にスムーズに組み込みます。
これにより、最短期間かつ最小コストでの実施が可能となり無駄な工期の延滞を防ぎます。
万が一汚染が発見された場合も物質の特性に合わせた最適な浄化プランを即座に提案し、土地の価値を損なわない迅速な対応をお約束します。
水濁法は土壌調査の重要な入り口である

水の法律だと思っていたものが実は土の調査義務に直結している。
建物の解体や事業の整理を検討される際は、まず自社に水質汚濁防止法の特定施設がないかを確認することをおすすめします。
株式会社クリーンアイランドは行政への確認から実地調査、そして対策工事までを一貫してサポートいたします。
少しでもご不明な点があれば土壌の専門家である私たちへお気軽にご相談くださいね。
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公式リンク
詳細な法文や施設一覧については、環境省の公式サイトをご確認ください。
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水質汚濁防止法の概要(環境省) https://www.env.go.jp/water/mizu.html
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水質汚濁防止法に基づく地下水汚染未然防止のための構造と点検・管理に関するマニュアル(環境省) https://www.env.go.jp/water/dojo/chikasui/manual_h2505.html
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土壌汚染対策法と水質汚濁防止法の連携について(環境省) https://www.env.go.jp/water/dojo/law.html
クリーンアイランドでは、土壌汚染地にまつわるコンサルティングをさせて頂き、調査・対策工事から解体工事、杭引き抜き工事まで全て一貫してお任せいただけます。
全国各地、対応させていただきます。
土壌汚染地についてお困り事がありましたら、是非一度クリーンアイランドにご相談ください策が必要な場合、解体工事はどう進めるべきか

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