2025.12.10スタッフブログ

【大阪】解体工事で土壌汚染が見つかったら？追加費用と正しい対処法

【大阪】解体工事で土壌汚染が見つかったら？追加費用と正しい対処法

大阪は土壌汚染が発覚しやすいエリア

大阪で解体工事を進めている最中に、「油のニオイがする」「黒い土が出てきた」「埋設物が大量に出た」といったケースも聞きます。
実際、大阪は工業地帯が多く、過去に工場やガソリンスタンド、金属加工場が多かったことから、土壌汚染が発覚しやすいエリアとして知られています。
ここでは、大阪で解体工事中に土壌汚染が見つかった際の追加費用の目安・正しい対応の流れ・注意点などを見ていきたいと思います。

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大阪で「土壌汚染が見つかる」典型的なケース

解体工事中に土壌汚染が見つかる理由のほとんどは、以下の通りです。

 ① 過去に工場や作業場として使用

特に大阪市・東大阪市・堺市・八尾市で多いです。

 ② ガソリン・油類を扱っていた

ガソリンスタンド跡地、機械整備工場、金属加工などを扱っていた。

 ③ 地中埋設物（ガラ）が大量に出てくる

古いコンクリ破片、ドラム缶、レンガ、廃材などがでてくる。

④ 土の色やニオイがおかしい

・黒ずんだ油のような土
・独特の刺激臭
・粘り気のある土

大阪は特に「埋設物」や「油汚染」の発覚件数が多いのが特徴です。

土壌汚染が見つかった場合の追加費用はいくら？

土壌汚染が見つかった場合の追加費用は、汚染の種類・範囲・深さなどで大きく変わります。
以下は大阪で一般的な費用相場です。
参考程度にみていただければ幸いです。

読まれています【解体工事と土壌汚染対策の最新動向【令和7年度版】の記事はコチラ≫≫

① 汚染土の撤去費用

油汚れがひどい場合は、産廃処理費が跳ね上がるため高額になりやすい傾向にあります。

② 詳細調査（追加ボーリング調査）

目安：60万〜200万円

③ 地下水処理

目安：40万〜150万円

④ 汚染対策工事（原位置浄化など）

目安：100万〜300万円以上

大阪で最も多い追加費用のパターン

▶ 油臭土が出てきて +80〜150万円の追加費用
▶ 埋設物＋汚染土で +100〜300万円

大阪では「工業用の汚れ（油・重金属）」が混ざっているケースが非常に多いため、追加費用の発生率が比較的 高めな傾向にあります。

土壌汚染が見つかったときの正しい対処法（5ステップ）

STEP1｜現場を一度ストップする

むやみに掘り進めると費用が増えるため、いったん中断が必須です。

STEP2｜土壌汚染の可能性を専門家が判定

• 色

• ニオイ

• 粘り気

• 土の状態

必要に応じて採取し、簡易検査を行います。

STEP3｜追加調査の実施（必要な範囲のみ）

汚染の深さ・広さを把握する目的で行ないます。費用の見積りが明確になります。

STEP4｜最適な処理方法を決定

一般的には以下の3つのいずれかであることが多いでしょう。

掘削除去（最も多い）

汚れた土を取り除き、きれいな土を戻す方法です。

原位置浄化（薬剤・微生物）

処理コストは抑えられるが、日数がかかります。

封じ込め（盛土・覆土）

敷地の利用方法によっては可能な方法でしょう。

STEP5｜行政書類の提出（必要な場合のみ）

大阪市・堺市・東大阪市は書類が多く、行政対応までできる業者を選ばないと時間がかかります。

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やってはいけない対処法（大阪で実際によくある失敗）

✖ 汚染を「そのまま埋め戻して隠す」

→ 行政処分・罰則の可能性あり

✖ 最安値の業者だけで選ぶ

→ 処分場の質が悪いと後からトラブルが再燃

✖ 調査会社と解体業者が連携していない

→ 工期の遅延・追加費用の増加につながる

土壌汚染のトラブルを防ぐためにできること

① 解体前に「土地履歴」を調べる

大阪は昔から工業が盛んなため、履歴調査が非常に重要です。

② 解体前に表層調査をしておく

調査費は20〜50万円ほどでしょう。
一見高く思えますが、100万円以上のトラブルを防げるなら安い投資です。

③ 「土壌汚染に強い解体業者」を選ぶ

解体と土壌汚染はセットで考えないと損をしてしまう可能性があります。

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