NEWS最新情報

  1. ホーム
  2. 最新情報
  3. スタッフブログ
  4. 【大阪】解体工事で土壌汚染は必須?調査のタイミングと費用を徹底解説

2025.12.04スタッフブログ

【大阪】解体工事で土壌汚染は必須?調査のタイミングと費用を徹底解説

土壌汚染 杭抜き工事 解体工事

【大阪】解体工事で土壌汚染は必須?調査のタイミングと費用を徹底解説

 

大阪は土壌汚染によるトラブルが全国でも多い地域

「大阪で解体工事をしたいけれど、土壌汚染調査って必要?」「費用はどのくらい?」「やらないとトラブルになるの?」
そんな疑問を持つ土地所有者や企業様は非常に多くいらっしゃいます。

実は大阪は土壌汚染によるトラブルが全国でも多い地域と言われています。
トラブルが多い理由としては、工場の跡地・ガソリンスタンド跡・クリーニング店跡・金属加工工場など、戦後から産業が集中していた地域が多いためです。

ここでは、大阪で解体工事を行う際に、土壌汚染調査が必要になるケースや費用相場、調査のタイミング、注意点をわかりやすく見ていきたいと思います。
土地の売買や再利用の際に、大きな損失を防ぐためにも、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

読まれています【土壌汚染対策法だけじゃない?自治体ごとの条例も知って安全に解体しよう】の記事はコチラ≫≫

1.大阪で解体工事に「土壌汚染」が重要な理由

大阪では、以下のような土地で土壌汚染リスクが高くなります。

  • 元ガソリンスタンド

  • 金属加工工場跡

  • メッキ工場跡

  • クリーニング工場跡

  • 化学薬品を扱う倉庫

  • 昔の住宅地(地中埋設物が多い)

  • 工業地域・準工業地域

大阪市・堺市・東大阪市・八尾市などでは、過去に使われた油・重金属・揮発性有機化合物(VOC)が地中に残っているケースもあります。
解体工事中に油臭のある土や、異常な色の土、コンクリ破片、ガラ、ドラム缶が出るこケースもあるようです。

読まれています【解体工事と土壌汚染対策の最新動向【令和7年度版】の記事はコチラ≫≫

2.土壌汚染調査は義務?任意?

実は、土壌汚染調査の義務は「全ての解体工事で発生する」わけではありません。
土壌汚染調査が必要となるケースを見ていきましょう。

読まれています【土壌汚染の心配がある土地を安全に解体する方法】の記事はコチラ≫≫

調査が義務になるケース

  1. 特定有害施設があった土地(例:ガソリンスタンド、メッキ工場など)

  2. 一定規模以上の土地の形質変更(50㎝超・900㎡以上)

  3. 自治体からの命令が出た場合

特に①は大阪で非常に多いケースです。

任意調査で対応するケース

  • 家の建て替えで地盤の状態を知りたい

  • 土地売却前に知っておきたい

  • 解体前にトラブルを避けたい

このように土壌汚染調査の義務はなくても、事前調査をしておくことで、後々の追加費用やトラブルを防げぐことができます。

3.大阪で土壌汚染調査が必要になる7つの条件

次の条件に1つでも当てはまると、調査をする価値があります。

  1. 過去に工場・作業場・倉庫として使用していた

  2. ガソリンや油を扱っていた

  3. 古い住宅で地中埋設物がある

  4. 土が黒い・油臭い・粘着質

  5. 地主が変わって履歴が不明

  6. 不法投棄を疑う廃材が出てきた

  7. 大阪市・堺市の工業地域にある

大阪では特に「昔の用途」「過去の履歴」が重要です。

4.大阪で一般的な土壌汚染調査の流れ

土壌汚染調査は大きく分けて2段階あります。

① 事前ヒアリング・土地履歴調査(聞き取り調査)

  • 過去の用途

  • 図面の有無

  • どのような施設だったか

  • 汚染リスクの推測

② 表層土壌調査(スクリーニング調査)

深さ50cm〜1m程度の土を採取し、有害物質を分析します。

③ 詳細調査(必要な場合のみ)

「汚染が疑われる」または「基準値超え」の際に行います。

調査内容

  • 5m×5mのグリッド調査

  • ボーリング調査

  • 地下水調査

④ 汚染が見つかった場合の対応

  • 掘削除去

  • 原位置浄化

  • 封じ込め

  • 盛土による隔離

大阪では「掘削除去」が最も一般的な方法でしょう。

読まれています【工場・倉庫の解体で土壌汚染が発覚!?対応策と費用を解説】の記事はコチラ≫≫

5.大阪の土壌汚染調査の費用相場はいくら?【調査費用相場】

調査内容 費用の目安
表層土壌調査(一次調査) 20〜50万円
詳細調査(二次調査) 60〜200万円
地下水調査 40〜80万円
汚染土の処理費用 100万円〜数百万円

大阪は物流コストや処理場の数で、全国でも比較的安定した価格帯と言われていますが、汚染内容や状況で費用は大きく変動します。

6.調査を行うベストタイミング

土壌汚染調査をおこなうタイミングとしては「解体工事の前」が最適です。

 理由

  • 解体費用と土壌汚染費用をまとめて計画できる

  • 解体中に汚染が出ても慌てなくて済む

  • 施工中の工期遅延を防げる

  • 土地売却の際に値下げを避けられる

事前調査をしておくことで、防げるトラブルが多いのです。

読まれています【土壌汚染対策が必要な場合、解体工事はどう進めるべきか】の記事はコチラ≫≫

7.大阪で解体工事をする際の注意点【失敗例が多い】

  • 「汚染がないだろう」と思って解体
  • 見積りに“土壌汚染項目なし”の業者を選ぶ
  • 調査会社と解体業者が連携していない

8.土壌汚染調査会社・解体業者の選び方

解体工事も土壌汚染調査も信頼できる業者に頼むことが最重要事項です。
優良業者を選ぶポイントは以下の通りです。

◎ 過去の実績(大阪の案件数)

◎ 汚染発覚時の対応力(処理まで一貫できるか)

◎ 見積りに「土壌汚染項目」があるか

◎ 行政対応に詳しいか(大阪市は書類が多い)

◎ 追加費用の発生条件が明確か

大阪は業者数が多い分、「適当に選んで失敗」が起きやすい地域です。
業者選びは慎重に行うことをおすすめします。

クリーンアイランドの無料相談はコチラ

クリーンアイランドでは、土壌汚染地にまつわるコンサルティングをさせて頂き、調査・対策工事から解体工事、杭引き抜き工事まで全て一貫してお任せいただけます。
全国各地、対応させていただきます。
土壌汚染地についてお困り事がありましたら、是非一度クリーンアイランドにご相談ください。